ChatGPTプロンプトの書き方は、毎回きちんと考えて入力しないといけないのでしょうか。
「具体的に書く」「役割を与える」「5W1Hを意識する」。プロンプトの書き方を調べると、このような方法をよく見かけます。
もちろん、欲しい回答を得るために必要な情報を伝えることは大切です。
でも私は、普段ChatGPTを使うときに長いプロンプトをほとんど書きません。
ブログ運営で毎日何時間もChatGPTを使っていますが、実際によく入力するのは「○○について調べて」「次」「完了」「確認して」といった短い言葉です。
それでも短い言葉だけで作業を進められるのには理由があります。
この記事で一番伝えたいこと
良いプロンプトを毎回考えるより、毎回同じ説明を二度と入力しなくて済む仕組みを作る。
私はChatGPTを使い込むほど、プロンプトを長くするのではなく、同じ説明を何度も入力しなくて済むようにしています。
この記事では、なぜ私が「調べて」「次」のような短い言葉でChatGPTを使っているのか、実際の会話画面も見せながら紹介します。
目次
- ChatGPTプロンプトの書き方|私は毎回ほとんど考えていません
- 短い指示で通じるのは、会話する前の準備があるから
- 5W1Hは必要。でも毎回すべて入力する必要はある?
- 初めての作業は、2回目から短くできる
- 毎回書きたくない情報はどこに置けばいい?
- 長いプロンプトを書いた方がいい場面もある
- まとめ|毎回いいプロンプトを書くより、同じ説明を減らす
ChatGPTプロンプトの書き方|私は毎回ほとんど考えていません
私はまだChatGPTを使い始めて2か月も経っていません。
それでも現在はブログ運営を中心に毎日何時間も使い、1日に複数のチャットで作業することがあります。
そんな使い方をしていますが、毎回「今日はどんなプロンプトを書こう」と考えているわけではありません。
むしろ、普段のやり取りはかなり短いです。
- 「○○について調べて」
- 「次」
- 「完了」
- 「続けて」
- 「確認して」
もちろん、初めて伝える条件や、自分が書きたい文章の細かいニュアンスを説明するときには長く入力することもあります。
ただ、毎日のように繰り返す作業まで、そのたびに長い説明を書き直すことはしていません。
実際に普段の作業では、このように「次」と一言だけ入力して進めています。

この画面では、「次」しか入力していません。それでも、それまでのやり取りをもとにChatGPTが続きを進めています。
「次」だけでなく、普段は「完了」と一言だけ返して作業を進めることもあります。

これだけを見ると、「そんな短い指示で本当に欲しい回答が出るの?」と思うかもしれません。
その疑問はもっともです。
例えば、何の準備もしていないChatGPTへ突然「○○について調べて」とだけ入力しても、自分が本当に欲しい調査結果になるとは限りません。
私が短い指示で使えているのは、短いプロンプトそのものが優秀だからではありません。
違うのは、ChatGPTと会話を始める前の準備です。
短い指示で通じるのは、会話する前の準備があるから
私が「調べて」「次」のような短い言葉でChatGPTを使えているのは、ChatGPTが何でも察してくれるからではありません。
毎回変わらない条件を、会話のたびに入力しなくて済むようにしているからです。
私は調査条件を毎回プロンプトに書いていない
例えば私は、ブログで新しい記事を作る前に競合や検索需要などを調査します。
本来なら、そのたびに次のような条件を入力する方法もあります。
- 検索需要を確認する
- 検索意図を確認する
- 上位競合を調べる
- 既存記事とのカニバリを確認する
- 重要な情報は公式情報を優先する
- 最終的にGO・保留・STOPを判断する
でも私は、これを調査のたびに入力していません。
ChatGPTのプロジェクトで使う情報源に、私が実際に使っている「事前調査ルール」を保存しています。
その中に、調査する目的、確認する項目、判断基準などをあらかじめ細かくまとめています。
だから普段は、調べたい対象だけを伝えれば済みます。
実際に今回の記事を作る途中でも、私が入力したのはこれだけでした。
「競合 調査して」

この短い依頼に対して、競合の特徴、今回の記事との差別化、検索意図との相性などを調査しています。
私が毎回長い調査プロンプトを書いているわけではありません。
欲しい調査内容を先にルールとして持たせているので、今回変わった部分だけを伝えています。

短いプロンプトが優秀なのではなく、毎回同じ説明を減らしている
ここは誤解してほしくないところです。
私は「プロンプトは短ければ短いほど優秀」と考えているわけではありません。
何も準備していない状態で「調べて」とだけ入力しても、自分が求めている条件までChatGPTに伝わるとは限りません。
注意
「単語だけ入力すれば、ChatGPTが何でも理解してくれる」という意味ではありません。
必要な条件は伝えます。ただし、毎回変わらない条件まで何度も入力しないようにしています。
私が意識しているのは、プロンプトを短くすることそのものではありません。
同じ説明を二度と入力しなくて済むようにすることです。
毎回変わらない条件は事前に残しておき、そのとき変わる内容だけを会話で伝える。
その結果として、普段のプロンプトが「調べて」「次」「完了」のように短くなっています。
5W1Hは必要。でも毎回すべて入力する必要はある?
ChatGPTプロンプトの書き方では、「5W1Hを意識すると伝わりやすい」と説明されることがあります。
- Who:誰が・誰に
- What:何を
- Why:なぜ
- When:いつ
- Where:どこで
- How:どのように
必要な情報を整理して伝える方法として、5W1Hは役に立ちます。
私も、ChatGPTに初めて行う作業を頼むときや、細かい条件を伝えたいときには具体的に説明します。
ただ、「それを毎回すべて入力する必要があるのか?」とは思います。
5W1Hは情報を整理する方法として役に立つ
例えば初めてChatGPTに調査を頼むとします。
何について調べるのか、何のために使うのか、どこまで詳しく知りたいのか。こうした情報が何もなければ、ChatGPTもこちらが欲しい回答を判断しにくくなります。
そのため、必要な情報を最初に伝えること自体は大切です。
5W1Hを否定しているわけではありません
この記事で言いたいのは「5W1Hは不要」ではなく、「毎回変わらない5W1Hまで何度も入力しなくていい」ということです。
毎回変わらない条件まで書き直す必要はない
私の場合、ブログ記事の調査なら目的や判断基準の多くは毎回ほとんど変わりません。
「検索需要を見る」「競合を確認する」「既存記事との重複を確認する」といった条件を、そのたびに最初から説明する必要はありません。
変わらない条件は先にルールとして持たせておき、そのとき変わった部分だけを伝えます。
だから今回のように、調べたい対象が変わっただけなら、
「競合 調査して」
だけで済ませることができます。
5W1Hのうち毎回同じものを事前に持たせておけば、会話のたびに入力するのは「今回何をしてほしいのか」だけになることもあります。

マネロボ セリフ
「毎回ぜんぶ書かなくてもいいんだね!」
大切なのは、プロンプトを短く見せることではありません。
毎回変わる情報と、ずっと変わらない情報を分けることです。
これができるようになると、「今回は何を入力すればいいか」を毎回ゼロから考える必要が減っていきます。
初めての作業は、2回目から短くできる
最初から短い指示だけで、何でも思いどおりに進められるわけではありません。
初めて行う作業では、こちらの目的や条件を伝えながら、何度かやり取りすることがあります。
でも、一度うまくいった作業なら、次から同じ説明を全部やり直す必要はありません。
私が意識している流れ
- 初めての作業をChatGPTに依頼する
- 必要な条件を伝えながら、目的の結果まで進める
- 結果が出るまでに必要だった条件や手順を整理する
- 次回も使う内容をメモリ・プロジェクト指示・情報源などへ残す
- 2回目以降は、そのとき変わる内容だけを伝える

結果が出るまでに必要だった条件を残しておく
初めて行った作業で、結果が出るまでに何度もやり取りしたなら、そのやり取りには次回も使える情報が含まれています。
私は、そうした内容を次回も使える形で残すようにしています。
例えば、作業がうまくいったあとに次のように伝える方法があります。
「今回初めて行った作業で、結果が出るまでに必要だった情報や内容を今後も使えるように覚えておいて」
ただし、ここで「一度伝えれば会話内容をすべて完全に保存できる」と考えるのは危険です。
残したい内容が多い場合や、条件・手順・判断基準が複雑な場合は、メモリだけに頼らず、次回も使える形に整理して情報源へ残す方が向いていることがあります。
複雑な作業はChatGPTに必要条件を整理させる
自分で「何を残せばいいのか」を全部考える必要もありません。
一度うまくいった作業なら、ChatGPT自身に必要だった条件を整理してもらえます。
例えば、私は次のような頼み方を使えます。
「今回の作業を次回から少ないやり取りで再現できるように、必要な条件・手順・判断基準・注意点をリストアップしてください。情報源に保存して今後使います。」
こうして一度のやり取りで分かったことを次回へ持ち越せば、同じ説明を最初から繰り返す必要が減っていきます。
私は「最初から短くする」のではなく、「一度うまくいった作業を、次から短くする」という考え方で使っています。
毎回書きたくない情報はどこに置けばいい?
ここまで読んで、「では毎回書きたくない条件は、どこに残せばいいの?」と思うかもしれません。
私は、内容によって置き場所を分けています。
| 残したい内容 | 主な置き場所 |
|---|---|
| 長く覚えてほしい前提 | メモリ |
| 毎回守ってほしいルール | プロジェクト指示 |
| 複雑な手順・判断基準・詳細資料 | 情報源 |
| 今回だけ必要な条件 | 現在のチャット |
全部を同じ場所に入れるのではなく、「どれくらい長く使う情報か」「どれくらい詳しい情報か」で分けると整理しやすくなります。
長く覚えてほしい前提はメモリ
自分の好みや、今後も長く使いたい前提はメモリに残す方法があります。
ただし、複雑な作業手順や大量の条件まで、すべてメモリだけに任せる使い方はしていません。
メモリと通常の会話履歴の違いや、どう使い分けるかは別の記事で詳しくまとめています。
ChatGPTプロジェクトのメモリとは?通常メモリとの違い・使い分けを実例付きで解説
毎回守ってほしいルールはプロジェクト指示
「結論を先に」「この作業ではこの順番を守る」といった、プロジェクト内で毎回守ってほしいルールはプロジェクト指示へ置く方法があります。
会話のたびに同じルールを入力しなくて済むので、繰り返す作業と相性がいいです。
ChatGPTプロジェクトの指示とは?設定方法と使い方を解説
複雑な手順や判断基準は情報源
私が今回の記事で紹介している「事前調査ルール」のように、条件が多く、判断基準まで細かく決めているものは情報源に残しています。
文章量が多いルールや、今後も何度も参照したい資料を毎回プロンプトへ貼り直さなくて済むからです。
ChatGPTプロジェクトの情報源とは?ファイル追加と使い方を解説
今回だけ必要な条件は今のチャット
反対に、今回の作業だけで使う条件まで長く残す必要はありません。
そのチャットだけで必要な内容なら、普通に現在の会話で伝えます。
例えば、「今回は初心者向けに説明して」「この文章だけ少し柔らかくして」といった一時的な条件です。
どこへ何を置けばいいか迷う場合は、まずChatGPTプロジェクト全体の仕組みを知ってから分けると分かりやすいです。
OpenAI公式の「ChatGPTのプロジェクト」でも、プロジェクトの基本機能や使い方を確認できます。
ChatGPTプロジェクトの使い方|初心者向けに基本から解説
長いプロンプトを書いた方がいい場面もある
ここまで短い指示で使う方法を紹介してきましたが、私は長いプロンプトそのものを否定しているわけではありません。
必要な情報が多いなら、最初から詳しく伝えた方がいい場面もあります。
私自身も、いつも「次」「完了」だけで済ませているわけではありません。
初めて行う複雑な作業
初めてChatGPTに頼む作業では、こちらが何を求めているのかChatGPT側にまだ十分な前提がありません。
目的、条件、完成形、守ってほしいことなどが多ければ、最初は詳しく説明します。
そして結果が出るまでに必要だった条件が分かったら、前の章で紹介したように次回も使える形へ整理します。
最初の1回まで無理に短くする必要はありません。
今回だけ特殊な条件がある作業
普段と違う条件があるときも、その違いはきちんと伝えます。
例えば、いつもとは違う読者向けに作る、今回は特定の条件だけを優先するなど、その作業だけに必要な情報です。
こうした条件まで「いつものルールで分かるだろう」と省略してしまうと、自分が欲しい結果とのズレが起きやすくなります。
文章のニュアンスや細かい出力条件を伝えたいとき
私が長めの指示を使うことが多いのは、自分が書きたい文章のニュアンスを伝えるときです。
「こういう意味で伝えたい」「この言い方は避けたい」「この部分は自分の言葉を残したい」といった内容は、短い単語だけでは伝えにくいことがあります。
出力形式や細かな条件を今回だけ指定したい場合も同じです。
長文か短文かで決めない
必要な情報は伝える。毎回同じ情報は繰り返さない。
私が意識しているのは、この使い分けです。
長いプロンプトを書くことが悪いのではありません。
毎回同じ内容を入力しているなら、その部分をプロジェクト指示・情報源・メモリなどへ移せないか考えてみる。
そうすることで、長いプロンプトが必要な場面と、短い一言だけで済む場面を分けやすくなります。
まとめ|毎回いいプロンプトを書くより、同じ説明を減らす
ChatGPTを使うたびに、毎回長いプロンプトを考える必要はありません。
必要な情報はきちんと伝える。ただし、毎回変わらない条件まで何度も入力しない。
私はこの考え方で、普段は「調べて」「次」「完了」のような短い言葉を使いながらChatGPTとやり取りしています。
この記事のまとめ
- 5W1Hや具体的な条件を伝えること自体は役に立つ
- ただし、毎回変わらない条件まで何度も入力する必要はない
- メモリ・プロジェクト指示・情報源・現在のチャットを使い分ける
- 初めての作業は、結果が出たあとに必要な条件を整理して次回へ残す
- 長文プロンプトが必要な場面では、無理に短くしない
プロンプトを短くすることが目的ではありません。同じ説明を何度も繰り返さなくて済む状態を作ることが目的です。
もし毎回似たようなプロンプトを書いているなら、その中に「次回から先に持たせておける条件」がないか一度見直してみてください。
一度うまくいった作業を次回から短くできれば、ChatGPTとのやり取りそのものを減らしていけます。
よくある質問
短いプロンプトだけでもChatGPTは使えますか?
使える場面はあります。ただし、何も前提を伝えていない状態で短い単語だけを入力すれば、必ず欲しい回答になるという意味ではありません。毎回変わらない条件を事前に持たせておくことで、短い指示で済む場面を増やせます。
ChatGPTのプロンプトは長い方がいいですか?
長さだけでは決まりません。初めて行う複雑な作業や、細かい条件・文章のニュアンスを伝えたいときは長くなることがあります。一方で、毎回同じ条件まで長く書き直す必要はありません。
毎回使う条件はどこに保存すればいいですか?
長く覚えてほしい前提はメモリ、毎回守ってほしいルールはプロジェクト指示、複雑な手順や判断基準は情報源、今回だけ必要な条件は現在のチャットというように分けると整理しやすくなります。
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